約2ヶ月の緊急事態宣言が解除され、段階的に登山再開となりました。
しかし、予想される第二波、第三波の感染拡大防止のために、
1、近場の日帰り登山(里山等)からはじめましょう。
(各都道府県の要請や救助・医療機関の負担を考えて)
2、体調不良の時は登山は控えましょう。
(感染していた場合、人にうつしてしまう可能性があります。また、感染者が遭難した場合、濃厚接触により、その後の救助活動に多大な影響が出てしまいます。)
3、パーティーは少人数で。
(リスクを少しでも少なくするため、当面5名までを山岳四団体では推奨しています。)
4、登山中や移動中のソーシャルディスタンスを守りましょう。
(マスクの使用、バフの使用などで飛末感染防止に留意。行動食のお裾分けはしないなど。)
約2ヶ月の登山自粛により、体力、筋力がかなり衰えています。
自粛中は外出を控えたり、リモートワーク等で通常の生活よりも動かない方が多く、冬の間に登山をサボってしまった状態よりも運動量が少なくなっていると予想されます。
急に難易度のあるルートやロングルートに行ったり、そろそろ登山出来そうだからと、急に走ったり、きつい筋トレをするのも故障や怪我に繋がる場合がございます。
長時間の運動を強いられる登山というスポーツの性質上、限界まで無理して歩いてしまう傾向があります。筋力が限界を越えると関節等に負担がかかります。普段スポーツで鍛えているなど体力に自信のある方に多くみられるのは、体力的にはまだ余裕があるのに筋肉に疲労が溜まってしまい自分でも気づかないうちに無理をしてしまう状態です。
実際に私にも無理して負荷の強い登山をしてしまい故障してしまった過去がございます。
自粛中に行ったUKマッスルを継続し、段階を踏んだ登山で無理をしないよう再開してください。
私は大丈夫!なんてことはありません。誰でも歳をとり、筋力が落ちるスピードは早くなっていきます。
自分に過信することなく、謙虚な姿勢で80才まで元気に登りましょう!!
それでは、山でお会いしましょう。